【SVS2最終30位使用構築】ワニトドン

【構築経緯】

カイリューが最強の環境のため、カイリューに隙を見せないポケモンで組むことを意識した。

 

その中で幅広いカイリューの型に対し、対応範囲が広い妖テラスラウドボーンを軸に

 

ラウドボーンに強いサーフゴーやロトム系統に強く、トリックにも耐性があり、物理アタッカーに対しても一発耐えて欠伸で流せる優秀な駒として粘着トリトドンを採用

 

初手要員として、鬼火によりラウドボーンの負荷を軽減したり、龍舞したカイリューの上から行動できたりと終盤のスイーパーにもなれる点を評価して襷ドラパを採用

 

カイリュー枠は構築単位で重めなセグレイブに強めで相手の積み展開に対するストッパーになれるノマテラ鉢巻とした

 

その他、カイリューと相性補完のいいサフゴと受け破壊枠としてマスカーニャを入れて完成

 

 

 

【個別紹介】

無邪気 163-172(252)-95-121(4)-85-213(252)

☆シャドボ+不意打ちで無降りサーフゴーを落とせる

☆全人類準速ドラパしか使っていないし、S調整も準速ドラパ抜きで甘えているポケモンが多いと感じたため最速

 

・初手に鬼火を打って裏のトドンかラウドボーンに即引き→終盤へのスイーパーとしての動きが強いと思い採用

カイリューに連打できるドラゴン技が欲しいためドラゴンアロー

・霊打点でサーフゴーやミミッキュに圧力をかけるためシャドボ

・鬼火がメインウェポン

 

◆最速のため火力が絶妙に足りないが、全ドラパミラー上から殴れたのでヨシ!

◆初手ドラゴン対面でテラスタルを強要するため、中盤以降に余計なテラス択がなくなることが◎

◆テラスはほぼ切らないが、多分霊かドラゴンのほうがよい

◆外さない鬼火は最強

 

図太い 209(236)-×-167(252)-130-95-89(20)

☆H:16n+1(元々残飯用個体のため)

☆Bぶっぱ残りS

 

・水テラスで使っていたときもあったが、カイリューの鉢巻逆鱗が受からんし、ゴツメカイリューの流星でもかなり削れるため妖テラスにした

・当初はラウドボーンミラーに強いシャドボにしていたが、サザンが重めなことと妖テラバの警戒が薄れてきていると感じたため、テラバーストを採用

・ヘイラッシャの地割れにイライラしないために身代わり

・塩対策枠で隠密を持たせていたが、ついでにアイへやつららおとしで怯まないためよかった

 

◆受けつつ積みアタッカーにもなれるバグポケモン、選出率は9割くらい

◆受けポケモンであるがフレアソングを打ってるだけで起点回避できるため隙がない

◆元のタイプは弱点を突かれやすいため、選出した際は基本的にラウドボーンにテラスを切るようにした

◆このポケモンはテラスタルすることで真価を発揮するポケモン(=テラス切らないと弱点を突かれやすい)のため、ラウドボーンを軸にする際はテラスを切らなくても強いポケモンで固める必要があると感じた。

 

 

穏やか 199(100)-×-110(172)-112-145(236)-59

☆H-B  陽気ガブの鉢巻逆鱗を最高乱数以外耐え

☆H-D 臆病サフゴの眼鏡シャドボを残飯込みで2耐え

 

・サフゴが飛行テラスしてきた場合とカイリューへの打点として冷凍ビームを採用

カイリュー等物理の起点にならないよう最低限の物理耐久と欠伸を搭載

 

◆ラウドボーンと相性のいい特殊受けとして採用、特性はサフゴの型で最も多いと感したスカーフ型に対してトリックを無効化できる「粘着」を選択

◆選出段階で「呼び水」を警戒させる圧力があり、イルカマンのような水打点しか持たないポケモンの選出を抑制していた

◆鋼テラス身代わりサザンや悪だくみミトム、交代際で悪だくみを打ってくるサフゴ等の搦め手を使う特殊アタッカーに対して弱いことに注意

◆相手のサフゴの被選出率が9割ぐないなため、選出して腐る場面はほぼなかった

◆元のタイプが強すぎるため、テラスを切ったことは1回しかなかったが、多分飛行じゃなくていい

◆実はC特化眼鏡ミトムのハイドロポンプが残飯込みでも受からないため、ラウドボーンミトム対面でハイドロポンプを打たれるだけで壊滅してしまうが、眼鏡とは当たらなかったのでヨシ!

 

 

意地 183(132)-204(252)-115-×-120-116(124)

☆S:最速ドドゲザン+4残りをHに

 

・火力最強のノマテラ鉢巻神速カイリュー、鋼テラスしたサザンも神速でゴリ押しできるのはイカれてるとしか思えない

・素のフェアリータイプで強いポケモンミミッキュマリルリニンフィアぐらいしかいないため逆鱗の一環が6世代並みに通っていた

 

◆初手の雑な削りから終盤の一掃までこなせる火力が魅力的

◆相手の構築に霊がいないことがまずないので、神速打って即バックする動きが強いと思う

◆9世代のカイリューのやばさを例えると、6世代のファイアローメガボーマンダを足して1で割ったぐらいの強さ

 

臆病 175(100)-×-115-173(156)-111-149(252)

☆S:ミラー意識で最速

☆H:臆病ゲンガーのシャドボを乱数2つ切って耐え

 

・テラスピースがないため霊テラスで使っていたが、シャドボの一環がとれた時にテラスして一掃する動きが強かったため悪くなかった

・終盤はトリックする隙がない構築やトリックをうまくケアしてくるプレイヤーが多かったため、トリック自己再生切って、電磁波や気合玉を採用したほうが強い気もした

 

カイリューと共に耐性と特性が優秀で、全人類が使っているサフゴカイリューの並びは相性補完がいいだけではなく、この2体の型の豊富さから残り4体とのカスタマイズ性能が非常に高いことが強さの所以だと感じる

◆耐久に少し降ったおかげで勝てた試合と火力が足りなくて負けた試合が半々ぐらいあったのでこのポケモンの調整の難しさを感じた。

 

 

陽気 152(4)-162(252)-90-×-90-192(252)

☆S:ゲンガー抜きたいため最速

☆H:身代わり3回でチイラ発動

 

・受け系統破壊枠かつ普通の構築に対してもある程度の汎用性を確保できるポケモンとしてレートで一回当たったやどみがチイラ型をパクった

・テラスピースがないため草テラスで使っていたが、多分悪か炎のほうがいい

 

◆最終日当たった受け系統の構築にはほぼラウドボーンがいて破壊できなかったため、こいつの枠は変更するべきだったが、いい代役が思いつかなかったためずっと使っていた

◆不意のスカーフガブの逆鱗やサフゴのゴールドラッシュで即死するため耐久に降ったほうが強そう

 

【選出】

基本選出 ドラパカイリューラウドボーントドン

ドラパで鬼火打ったり雑に削ってから引いて、裏2体で受けつつ削り、残していたドラパで一掃する動きが強かった、数的有利を取り続けることを常に意識した

テラスはよほどのことがない限りラウドボーンに切る

 

VSクエスパトラ ラウドボーントドンカイリュー(サフゴ)

ラウドボーンは隠密をもっていてルミコリが受かるため、初手からフレソンを打って圧力をかけていた

 

【重めなポケモン

・鋼テラス身代わりサザン

イカサマダイスセグレイブor鉢巻つらら落としセグレイブ

・早いドドゲザン

・ラウドボーン

 

【結果】

TNポリコレ 最終30位

 

 

【9世代環境について思ったこと】

9世代のメイン「テラスタル」について個人的に感じたこと....

それは「初手テラスタルは結構強い」

 

8世代においては初手ダイマはそこまで強くないみたいな風潮はあったが、テラスタルにおいてはそれは当てはまらないと感じた

 

そう感じた理由としては、単純に3ターンか永続かの違いもあるが、

一番の理由としてはラスタルを切るデメリットはそこまでないことだと思う

 

ダイマは1VS3からひっくり返せるほどのパワーが存在し、相手のダイマをいなすためにダイマを温存しなければならないのに対し、

ラスタルはあくまでも1VS1の不利対面を有利対面に変えることはできるが、そこから相手のポケモンを2,3体持っていけるほどのパワーは出ないため、テラスタルを最後まで温存したところで盤面をひっくり返すことは厳しいと感じたからだ(もちろんテラスタルを最後まで温存することで、テラス択をちらつかせて相手のプレミを誘うことはできるが...)

 

また、タイプ被りが多い構築に至っては、初手テラスすることで相性補完ができ、次サイクルからタイプによる受けだしが可能になる場合もあり、メリットの部分が大きくなる

 

ここで私が感じた9世代の対戦において重要なポイントそれは「数的有利」だと思う

 

ラスタルの仕様上、1体のポケモンを基本2体で対策しなければならないため、数的不利を取られると一気に瓦解してしまう.....のもあるが、

「アンコール」「道ずれ」といったテラス関係なく詰めに移行できる技は、数的不利を取った瞬間負けに直結してしまうほど凶悪な技であるからだ

 

つまり、理想としては「初手テラスタルで無償で一体突破し、「数的有利」をとりそのまま裏の2体と合わせて相手のテラスをいなしつつ詰める動きが非常に強い.....と思う

 

逆に言えば、相手の初手テラスタルで一体無償で持っていかれて数的不利をとるのが最悪のケースであるため、有利対面でも防御のために初手テラスする動きも重要だと考える

基本的に初手テラスして打つ技は目の前のタイプに効果的な技を打つことが多いため、こちらも初手テラスをきってタイプを変えることで初見殺しされる可能性を低くできると思う

 

ここまで長々と書いてしまったが、私が一番言いたいことは

9世代は積み展開が弱いということ

 

なんでかというと、例えば起点作成要員がステロだけ巻いてそのまま倒された場合、2VS3でスタートしてしまい、そのまま数的不利をとったまま詰められてしまうからですねー

 

なので9世代の起点作成要員は、相手のポケモンを一体もっていけるぐらいのパワーがあるか(HB妖テラスガブとか)、麻痺等で一体行動不能(風船デカヌや投げつけコノヨ)とかで最低でも2vs2の状態に持ち込めるスペックがないときついですね

 

ほかにも今作はサフゴやラウボ等の起点回避できる特性や技をもったポケモンが豊富なのも逆風です

 

まあ今作は数的有利の管理のうまい人が安定して強いのかなーと思います

 

 

 

以上、老害が長々と語ってしまいたが、ここまで読んでくださった方々ありがとうございました。私が語ったことは間違ってる部分も多いと思いますのであまり信用しないでくださいね